ファイルやディレクトリの場所を示す道順のことです。
絶対パスと相対パスと呼ばれる2種類があります。
一般的に絶対パスとはコンピュータの一番上のディレクトリから対象
ファイル(またはディレクトリ)への道順を指したものです。
例:/foo/bar/any.cgi
相対パスというのは、たとえばAとBというファイルがあったとき、
Aから見たBの場所といった形で対象ファイル(またはディレクトリ)
への道順を指したものです。
例:../../bar/any.cgi
ここで仮に下のようなディレクトリ構成があるとします。
(最後が/で終わっているものはディレクトリです)
/
|-foo/
| |
| |-bar/
| | |
| | |-any.cgi
| |
| |-baz/
| |
| |-boo/
| |
| |-another.cgi
このとき、絶対パスでany.cgiを指定する場合は
/foo/bar/any.cgi
となります。
一番上のディレクトリから順番にディレクトリを繋げて最後に
ファイル名を書いたものが絶対パスです
相対パスでanother.cgiからany.cgiを指定する場合は
../../bar/any.cgi
となります。
ピリオド2つの..というのは1つ上のディレクトリを指しますので、
../../というのは2つ上のディレクトリ、つまり上で言うとfoo
ディレクトリを指します。そのfooディレクトリの中にあるbarディレクトリ
にany.cgiがあるので上のような表記になるわけです
ちなみに同じディレクトリにある場合はファイル名だけの指定でも
かまいませんし、同じディレクトリを指す./を使っても構いません。
たとえばany.cgiと同じディレクトリにboo.cgiというファイルがあったとして、
boo.cgiからany.cgiを指定するには、any.cgi か ./any.cgi となります。
当サイトで配布しているCGIの説明ファイルでは、絶対パス・相対パスと
URLは区別していますのでご注意ください。パス(または絶対パス・相対パス)
で指定すると書かれている場合はURLでは指定できません。
URLとは、通常 http:// や https:// から始まるインターネット上でのアドレスです。